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WCAG 2.0 適合レベルAの達成を考える

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「WCAG 2.0」とは?

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

WCAG 2.0 解説書

WCAG 2.0 達成方法集

How to Meet WCAG 2.0

 

 

website-usability.info

 

 

適合レベルAの対応範囲は?

実装チェックリストの例 2012年11月版

 

ウェブアクセシビリティの達成等級:A

1 知覚可能

1.1 すべての非テキストコンテンツには、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などの利用者が必要とする形式に変換できるように、テキストによる代替を提供すること。

 1.1.1  非テキストコンテンツ

利用者に提示されるすべての非テキストコンテンツには、同等の目的を果たすテキストによる代替が提供されている。ただし、次の場合は除く: (レベル A)

コントロール、入力: 非テキストコンテンツが、コントロール又は利用者の入力を受け付けるものであるとき、その目的を説明する名前 (name) を提供している。 (コントロール及び利用者の入力を受け入れるコンテンツに関するその他の要件は、ガイドライン 4.1を参照。)

ガイドライン 4.1 を理解する | WCAG 2.0解説書

 

時間依存メディア: 非テキストコンテンツが、時間に依存したメディアであるとき、テキストによる代替は、少なくとも、その非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。 (メディアに関するその他の要件は、ガイドライン 1.2を参照。)

ガイドライン 1.2 を理解する | WCAG 2.0解説書

 

テスト: 非テキストコンテンツが、テキストで提示されると無効になるテスト又は演習のとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。

 

感覚的: 非テキストコンテンツが、特定の感覚的体験を創り出すことを主に意図しているとき、テキストによる代替は、少なくともその非テキストコンテンツを識別できる説明を提供している。

 

CAPTCHA: 非テキストコンテンツが、コンピュータではなく人間がコンテンツにアクセスしていることを確認する目的で用いられているとき、テキストによる代替は、その非テキストコンテンツの目的を特定し、説明している。なおかつ、他の感覚による知覚に対応して出力する CAPTCHA の代替形式を提供することで、様々な障害に対応している。
装飾、整形、非表示: 非テキストコンテンツが、純粋な装飾である、見た目の整形のためだけに用いられている、又は利用者に提供されるものではないとき、支援技術が無視できるように実装されている。

 

 

1.2 時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。

  1.2.1  音声のみ及び映像のみ (収録済)

収録済の音声しか含まないメディア及び収録済の映像しか含まないメディアは、次の事項を満たしている。ただし、その音声又は映像がメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く: (レベル A)


収録済の音声しか含まない場合:時間依存メディアに対する代替コンテンツによって、収録済の音声しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。


収録済の映像しか含まない場合: 時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声トラックによって、収録済の映像しか含まないコンテンツと同等の情報を提供している。

 1.2.2  キャプション (収録済)

同期したメディアに含まれているすべての収録済の音声コンテンツに対して、キャプションが提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。 (レベル A)

 1.2.3  音声解説、又はメディアに対する代替 (収録済)

同期したメディアに含まれている収録済の映像コンテンツに対して、時間依存メディアに対する代替コンテンツ又は音声解説が提供されている。ただし、その同期したメディアがメディアによるテキストの代替であって、メディアによる代替であることが明確にラベル付けされている場合は除く。 (レベル A)

 

1.3 情報、及び構造を損なうことなく、様々な方法 (例えば、よりシンプルなレイアウト) で提供できるようにコンテンツを制作すること。

 1.3.1  情報及び関係性

何らかの形で提示されている情報、 構造、及び関係性は、プログラムによる解釈が可能である、又はテキストで提供されている。 (レベル A)

 1.3.2  意味のある順序

コンテンツが提示されている順序が意味に影響を及ぼす場合には、正しく読む順序はプログラムによる解釈が可能である。 (レベル A)

  

1.4 コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。

1.3.3  感覚的な特徴

コンテンツを理解し操作するための説明は、形、大きさ、視覚的な位置、方向、又は音のような、構成要素が持つ感覚的な特徴だけに依存していない。 (レベル A)

1.4.1  色の使用

色が、情報を伝える、動作を示す、反応を促す、又は視覚的な要素を判別するための唯一の視覚的手段になっていない。 (レベル A)

 

注記: 色に関する要件は、ガイドライン 1.4を参照。 

ガイドライン 1.4 を理解する | WCAG 2.0解説書

1.4.2  解説書音声の制御

ウェブページ上にある音声が自動的に再生され、3秒より長く続く場合、その音声を一時停止又は停止するメカニズム、もしくはシステム全体の音量レベルに影響を与えずに音量レベルを調整できるメカニズムが利用できる。 (レベル A) 

 

注記: この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

 

2 操作可能

2.1 すべての機能をキーボードから利用できるようにすること。

 2.1.1 キーボード

コンテンツのすべての機能は、個々のキーストロークに特定のタイミングを要することなく、キーボードインタフェースを通じて操作可能である。ただし、その根本的な機能が利用者の動作による始点から終点まで続く一連の軌跡に依存して実現されている場合は除く。 (レベル A)

 

注記 1: 上記の例外は、根本的な機能に関するものであり、入力手法に関するものではない。例えば、テキスト入力に手書き入力を用いるのであれば、その入力手法 (手書き) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするが、その根本的な機能 (テキスト入力) は利用者の動作による軌跡に依存した入力を必要とするものではない。

 

注記 2: これは、キーボード操作に加えて、マウス入力、又はその他の入力手段を提供することを禁ずるものでも妨げるものでもない。

 2.1.2  キーボードトラップなし

キーボードインタフェースを用いてキーボードフォーカスをそのウェブページのあるコンポーネントに移動できる場合、キーボードインタフェースだけを用いてそのコンポーネントからフォーカスを外すことが可能である。さらに、修飾キーを伴わない矢印キー、 Tab キー、又はフォーカスを外すその他の標準的な方法でフォーカスを外せない場合は、フォーカスを外す方法が利用者に通知される。 (レベル A)

 

注記: この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

 

2.2 利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。

 2.2.1  タイミング調整可能

コンテンツに制限時間を設定する場合は、次に挙げる事項のうち、少なくとも一つを満たしている: (レベル A)


解除: 制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者がその制限時間を解除することができる。又は、


調整: 制限時間があるコンテンツを利用する前に、利用者が少なくともデフォルト設定の 10 倍を超える、大幅な制限時間の調整をすることができる。又は、


延長: 時間切れになる前に利用者に警告し、かつ少なくとも 20 秒間の猶予をもって、例えば「スペースキーを押す」などの簡単な操作により、利用者が制限時間を少なくとも 10 倍以上延長することができる。又は、


リアルタイムの例外: リアルタイムのイベント (例えば、オークション) において制限時間が必須の要素で、その制限時間に代わる手段が存在しない。又は、


必要不可欠な例外: 制限時間が必要不可欠なもので、制限時間を延長することがコンテンツの動作を無効にすることになる。又は、


20 時間の例外: 制限時間が 20 時間よりも長い。

 

注記: この達成基準は、制限時間の結果として、コンテンツ又はコンテキストの予期せぬ変化を引き起こさないように利用者がタスクを完了できるようにするためのものである。この達成基準は、利用者の動作の結果としてのコンテンツ又はコンテキストの変化を制限する 達成基準 3.2.1と併せて考慮すること。

ガイドライン 3.2 を理解する | WCAG 2.0解説書

 

  2.2.2  一時停止、停止、非表示

動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報に対しては、次のすべての事項を満たしている: (レベルA)


動き、点滅、スクロール: 動きのある、点滅している、又はスクロールしている情報が、(1) 自動的に開始し、(2) 5秒よりも長く継続し、そして (3) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれらを一時停止、停止、又は非表示にすることのできるメカニズムがある。ただし、その動き、点滅、又はスクロールが必要不可欠な動作の一部である場合は除く。

 

自動更新: 自動更新する情報が、(1) 自動的に開始し、 (2) その他のコンテンツと並行して提示される場合、利用者がそれを一時停止、停止、もしくは非表示にする、又はその更新頻度を調整することのできるメカニズムがある。ただし、その自動更新が必要不可欠な動作の一部である場合は除く。


注記 1: 画面がちらつく、又は閃光を放つコンテンツに関する要件は、ガイドライン 2.3を参照のこと。

ガイドライン 2.3 を理解する | WCAG 2.0解説書


注記 2: この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照のこと。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0


注記 3: 周期的にソフトウェアによって自動的に更新されるコンテンツ、又はユーザエージェントにストリーム配信されるコンテンツでは、コンテンツ再生の一時停止と再開の操作の間に生成又は受信される情報を保持したり、提示したりする必要はない。これは技術的に不可能であることが考えられ、多くの状況において利用者の混乱を招くことにつながる可能性があるためである。


注記 4: コンテンツの読み込み中やそれに類似した状況の一部として表示されるアニメーションについては、この段階ですべての利用者に対していかなる対話も発生する可能性がなく、かつコンテンツ読み込みの進行状況を表示しないことが利用者の混乱を招いたり、コンテンツが動作を停止した、又はコンテンツが破損しているという誤解を生じたりする可能性がある場合には、必要不可欠なものと考えることができる。

 

2.3 発作を引き起こすようなコンテンツを設計しないこと。

 2.3.1  3回の閃光又は閾値以下

ウェブページにある閃光は、どの1秒間においても3回以下である、又は一般閃光閾値及び赤色閃光閾値を下回っている。 (レベルA)


注記: この達成基準を満たさないコンテンツでは、利用者がそのウェブページ全体を使用できない恐れがあるため、ウェブページ上のすべてのコンテンツは他の達成基準を満たすために用いられているか否かにかかわらず、この達成基準を満たさなければならない。適合要件 5: 非干渉を参照のこと。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

  

2.4 利用者がナビゲートしたり、コンテンツを探し出したり、現在位置を確認したりすることを手助けする手段を提供すること。

 2.4.1  ブロック・スキップ

複数のウェブページ上で繰り返されているコンテンツのブロックをスキップできるメカニズムが利用可能である。 (レベルA)

 2.4.2  ページタイトル

ウェブページには、主題又は目的を説明したタイトルがある。 (レベルA)

 2.4.3  フォーカス順序

ウェブページが順番にナビゲートできて、そのナビゲーション順序が意味又は操作に影響を及ぼす場合、フォーカス可能なコンポーネントは意味及び操作性を保持した順序でフォーカスを受け取る。 (レベルA)

 2.4.4  文脈におけるリンクの目的

それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストだけから、又はプログラムが解釈可能なリンクの文脈をリンクのテキストとあわせたものから解釈できる。ただし、リンクの目的が一般的にみて利用者にとって曖昧な場合は除く。 (レベルA)

 

 

3 理解可能

3.1 テキストのコンテンツを読みやすく理解可能にすること。

 3.1.1  ページの言語

それぞれのウェブページの主たる自然言語がどの言語であるかを、プログラムが解釈可能である。 (レベルA)

 

3.2 ウェブページの表示や挙動を予測可能にすること。

 3.2.1  オン・フォーカス

いずれのコンポーネントも、フォーカスを受け取ったときに 状況の変化を引き起こさない。 (レベルA)

 3.2.2  ユーザインタフェース・コンポーネントによる状況の変化

利用者が使用する前にその挙動を知らせてある場合を除いて、 ユーザインタフェース・コンポーネント の設定を変更することで状況の変化を引き起こさない。 (レベルA)

 

3.3 利用者の間違いを防ぎ、修正を支援すること。

 3.3.1  入力エラー箇所の特定

入力エラーを自動的に発見された場合は、エラーとなっている箇所を特定し、そのエラーを利用者にテキストで説明する。 (レベルA)

 3.3.2  ラベル又は説明文

コンテンツが利用者の入力を要求する場合は、入力箇所のラベル又は入力方法についての説明文を提供する。 (レベルA) 

 

 

 4 堅牢性

4.1 現在及び将来の、支援技術を含むユーザエージェントとの互換性を最大化すること。

 4.1.1  構文解析

マークアップ言語を用いて実装されているコンテンツにおいては、仕様で認められているものを除いて、要素には完全な開始タグ及び終了タグがあり、要素は仕様に準じて入れ子になっていて、要素には重複した属性がなく、どのIDも一意的である。 (レベルA)


注記: 重要な記号が欠けているものは完全な開始タグ及び終了タグではない。例えば、閉じる山括弧(">")がない、又は属性値の引用符が一致していない場合は、完全な開始タグ及び終了タグとはいえない

 4.1.2  プログラムが解釈可能な識別名・役割及び設定可能な値

すべてのユーザインタフェース・コンポーネント(フォーム、リンク、そしてスクリプトが生成するコンポーネントなどを含む)では、識別名及び役割は、プログラムが解釈可能である。また、利用者が設定可能なステータス、プロパティ、そして値はプログラムが設定可能である。そして、支援技術を含むユーザエージェントがこれらの項目が変更された通知を受け取ることができる。 (レベルA)


注記: この達成基準は、主に独自のユーザインタフェース要素を開発したりスクリプトを書いたりするコンテンツ制作者に向けたものである。例えば、標準的な HTML のコントロールは、仕様に準じていればそれで既にこの達成基準を満たしていることになる。

 

 

 

 

確認するには?

総務省|情報バリアフリー環境の整備|みんなのアクセシビリティ評価ツール:miChecker (エムアイチェッカー)Ver.2.0

 

 

alfasado.net

  

ガイドラインを作るには?

JIS X 8341-3:2016 解説

ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン

JIS X 8341-3:2016 試験実施ガイドライン(達成基準チェックリストの例)

ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン

ウェブアクセシビリティ - 内閣府